江畑 哲男氏
(一社)全日本川柳協会副理事長
麗澤大学オープンカレッジ講師
川柳の原点とも評される『誹風柳多留(はいふう・やなぎだる)』という句集が世に出たのは、明和2年(1765年)のこと。今から260年前の、江戸時代中期のことでした。
現代的な表現を使えば、この句集は大いにバズリました。SNSはありませんでしたが、江戸の庶民から圧倒的な支持を集めたのです。何しろ、面白い!庶民感覚抜群。おまけに、季語や切字もない。その自由さも魅力でした。
さて、今回の子育て川柳。こちらも面白いですねぇ。子育ての苦労や機微が満載です。どの作品も生き生きしています。そんな令和の『誹風柳多留』を、さぁご一緒に楽しみましょう。
西山ともこさん
ハッピーエピソードが大
好きで募集してはマンガ
化している、二女の母。
今年も育児あるある川柳の季節がやって来ましたね!私自身が育児中ということもあり、この時をとても楽しみにしていました(^^)
今年も作品を読むたびに思わずニコニコしたり、わかるー!と言ってしまいました。短い言葉にトレンドを交えながら、作者さんの笑い、涙、奮闘、そして家族の絆を、心に届けるインパクトが今年の作品は凄かったです!
私は『育児あるある川柳』を通して自分以外の育児に触れていると、育児の楽しさを再発見したり、大変さを共有出来て安心感が得られて、前向きになれます(^^)
光栄なことにまた審査をさせて頂き大変嬉しかったです。このような素敵な取組みに携わらせて頂き有難うございました。
笹川 博子
第5回「育児あるある川柳」にご応募をいただき、ありがとうございます。子育ては思い通りにいかないことばかり。イライラしたり悩んだりすることも多いけれど、楽しさもいっぱいあります。
子育ての日常のいろんな瞬間をユーモラスに切り取ったもの、思わず「あるある」と言いたくなるもの、今年も多くの共感できる微笑ましい作品を多数応募いただきました。
生まれてきてくれた子どもたちが健やかに成長してほしい、そう願う親の気持ちは皆同じです。次回も心温まる作品をお待ちしています!
江畑先生からのひとこと
子どもの「イヤイヤ期」というのはなかなか終わりません。「いつまで続くのだろう」と思ってしまいます。その苦労と昨今の物価高を重ね合わせました。文芸用語で言えば「二重写し」(オーバーラップ)の手法です。技巧的にも優れた作品でした。最優秀賞、おめでとうございます。